こんにちは!コーヒーに携わって12年のくまおりです!
最近ではおうちで過ごす時間が増え、コーヒーをいれる機会も増えた方も多いのではないでしょうか?せっかくのおうち時間でいれるコーヒー、どうせなら美味しく飲みたいですよね!
今回は、そんなあなたに美味しいコーヒーを飲むためにも守らなければいけない『コーヒーの保存方法』について解説していきます。
- コーヒー豆が不味くなる原因
- コーヒー豆の鮮度の保ち方
- コーヒー豆の正しい保管方法
私がコーヒー屋に勤めていて、よくお客様から尋ねられること№1が

コーヒー豆ってどうやって保存するのが良いんですか?
このお悩みについて、少しでもこの記事がお役に立てればと思います。
【結論】コーヒーの鮮度を保つためのおすすめ保管方法はこちら!
- コーヒー豆開封後、密閉袋に入れる
- 更に光を通さないキャニスターに入れる
- 冷暗所に常温保管し、一週間以内に飲み切る
- コーヒーをいれる直前に豆を挽く
結論からお話しすると、上記の保管方法がおすすめです。
その理由は次から順を追って説明していきますね!
コーヒー豆は鮮度がいのち!実は保存方法が重要!
コーヒー豆は生鮮食品と同等に取り扱わなければなりません。
ほとんどのコーヒー豆は常温で販売されているせいか、なかなかこの認識までに至らないですよね。
生鮮食品と言う理由は、コーヒー豆は焙煎した瞬間から酸素にふれる度に、劣化が進んでしまうからです。
コーヒー豆が劣化すると…
- 香りが弱くなる
- 後味がすっぱい
- ほこりのよおうな古っぽい香りがする
- 不味い
コーヒー豆を劣化させないためにも、『コーヒーの弱点』から守ってあげる必要があります。
コーヒー豆の鮮度を保つために…知っておくべきコーヒーの弱点
- 酸素
- 光
- 熱
- 湿気
このコーヒーの弱点を避けながら、保管することをおすすめします。
一つずつ解説していきますね。
コーヒーの鮮度を保つには、酸素にふれさせないこと!
- 開封したら密閉容器にうつす
- 飲む直前にコーヒー豆を挽く
販売されているコーヒー豆の袋には、実は様々な工夫が施されています。
バルブのような物がついておりますが、それはコーヒー豆から発生する二酸化炭素を外に出し、外から入ってくる酸素をシャットアウトするといったものです。
二酸化炭素を外に出す理由は単純で、外に放出しなければパッケージが破裂してしまうから。
そのため、開封前はそのままの状態で賞味期限まで保管しておいても問題ないのですが、開封したらすぐに違う密閉容器(ジップロックのようなもの)に入れてできる限り酸素にふれさせないようにしましょう。
コーヒー豆を直前に挽いたほうが良い理由
挽くことによって、コーヒー豆の表面積が増え酸素に触れる面積が増えるためです。
そのため、劣化のスピードも加速します。
できるだけ直前に挽くのは、酸素に触れる面をできるかぎり少なくするためです。
コーヒーの鮮度を保つために、光をシャットアウトしよう!
- 光を通さないキャニスターにいれる
- 暗い場所に保管
光を避ける理由は弱点の熱にも通じるのですが、光が当たることによって熱がこもり、コーヒー豆の酸化が進んでしまうためです。
そのためにも、光をシャットアウトできるキャニスターに保管することをおすすめします。
光を通さない素材は、『陶器』や『ホーロー』です。
キャニスターにいれたら、冷暗所(冷蔵庫でないですよ!)に置いておきましょう。
鮮度を保つにはコーヒーに熱を発生させないこと!
- コーヒー豆を挽く時にはゆっくり挽く
- 高温の場所で保管しない
コーヒー豆を挽く際に発生する『摩擦熱』が、コーヒーを劣化させる原因にもなるのです。
当然、早く挽くと摩擦熱が発生します。
理想は石臼のようにゆっくり挽くことですが、実際にすぐに飲みたいという方が多いと思います。
現在では自動のグラインダーの質も向上しており、低速で挽けるものも数多くありますので、ご自身が一番求めるものを優先し、グラインダーを購入するのをおすすめします。
湿気が発生する所での保管は、コーヒーの鮮度を下げることになるので注意!
- 冷蔵庫での保管はやめましょう
- 1週間以内にコーヒー豆を使い切るのであれば常温保管
- 冷凍庫での保管は長期保管の場合のみ

今までの話を聞いて、冷蔵庫の保管が良いかと思ったけどだめなの?

冷蔵庫での保管は、コーヒー豆に悪い影響があるのでやめた方が良いよ
冷蔵庫で保管するという方も多くいると思います。ですが、私はおすすめしません。
普段から開け閉めの激しい冷蔵庫は、
開ける度に温かい空気が入る⇔閉めると空気が冷やされる
の繰り返しです。これを繰り返すことによって、コーヒー豆に湿度が発生し劣化する原因となります。
更に冷蔵庫は、沢山香りのあるものが保管されてますよね?
コーヒー豆は、消臭効果もあるので冷蔵庫の中の香りを吸ってしまいます。
そうなるとせっかくの良い香りも台無しになってしまいますよね…

じゃあ冷凍庫での保管はどうなの?

冷凍庫の場合は、そのコーヒー豆を1週間後以上に飲みたい場合は冷凍庫に保管するのがおすすめ。
冷凍保管の仕方
- 開封前→開封せずに袋ごと密閉容器にいれ保管
- 開封後→密閉容器に入れ替える
- 冷凍庫から出したら常温保管
注意点は、冷凍庫から出したら常温保管しなるべく早く飲み切ることです。
おすすめは、冷凍保管する前に1回で使い切る分だけ小分けにし、密閉袋にいれ冷凍庫に保管する方法です。この方法ですと出す度に使い切ることができるので、おいしい状態のまま飲み切ることができますよ!
コーヒーの鮮度を保つ保管方法 まとめ
- コーヒー豆開封後、密閉袋に入れる
- 更に光を通さないキャニスターに入れる
- 冷暗所に常温保管し、一週間以内に飲み切る
- コーヒーをいれる直前に豆を挽く
コーヒー豆の弱点を考えると、上記のようなステップで保管をするのをおすすめします!
ですが、なかなか全てを網羅するのも大変かと思いますので、最低限①と④を守って頂くことでおいしいコーヒーを飲めます。
④は、自宅にコーヒーミル(グラインダー)がなければ豆を挽くことができませんが、私は個人的に④が一番味と香りに影響を与えると思っております。
美味しいコーヒーを飲むためにも、是非コーヒーグラインダーの購入をおすすめします!
初心者の方におすすめしたいコーヒーグラインダーの記事も合わせてご覧ください。
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